月: 2020年11月

  • 中華三昧の日

    ときどき無性に食べたくなる餃子、
    ラーメン、炒飯、カレー。
    無性にフレンチが食べたくなることは全く無い。
    イタリアンにしてもしかり。
    これらはワインを飲むためにつくる。
    そして、無性に食べたくなる寿司。
    でも、ランチで食べようとは思わない。
    やはり日本酒をくいっと飲りながらつまむのがいい。

    ある日の昼。無性に炒飯が食べたくなった。
    あの香ばしい醤油のちょっと焦げた薫り。
    口いっぱいに頬張って噛むとき・・・
    刻んだ長ネギと玉ねぎの焦げた感じ、叉焼の旨み、
    油をまとったご飯と玉子・・・
    それらが香ばしい醤油と黒胡椒の風味で
    なんともいえない旨みをかもしだす・・・

    ということでランチは炒飯。
    かみさんは冬瓜スープを作るという。
    私、かみさんと知りあうまで
    冬瓜を家で食べたことが無かった・・・
    初めてかみさんの冬瓜スープを
    食べた時あまりの旨さに即お代わりしたっけ。

    さて、まずは玉ねぎと長ネギをみじん切り。
    そして、叉焼もみじん切り。
    フライパンをしばし加熱。
    頃合いを見計らってちょっと多めに油をひき、
    油をフライパン全体に万遍なく馴染ませてから
    玉ねぎと長ネギと叉焼を炒め、
    続いて卵を落とす。
    フライパンにつなかいようフライパンを
    ゆすりながら、木べらで軽く混ぜ、
    そこに予め温めておいたご飯を加える。
    あとはこびりつかないよう
    フライパンと木べらをひっきりなしに動かし、
    全体をしっかりと混ぜながら炒める。
    塩、黒胡椒を加えて混ぜたら
    鍋肌にそってお醤油をさっと2周程度。
    最後にごま油を軽く加えて混ぜて完成!

    かみさんの冬瓜スープと一緒に。

    極上!!!
    これこれ、この香ばしさ・・・
    旨みたっぷり。ご飯パラパラ。
    大満足!

    夜・・・
    物足りない・・・
    最近、中華を食べに行ってないから
    どうしても中華を食べたくなる・・・
    なんといっても麻婆豆腐。
    これを食べながらビール飲みたい・・・

    ということで夜も中華。
    色々つくることにした。
    まずは麻婆豆腐。

    長ネギをみじん切りに。
    豚肉を出刃で叩いてひき肉に。
    生姜とニンニクもみじん切りに。

    鍋に油をひき、唐辛子、豆板醤、
    生姜、にんにくを中火で炒める。
    辛い煙が出てきてむせてしまった・・・
    これは辛く仕上がりそうだ・・・

    続いて、ネギとひき肉を加えて炒める。

    こんな感じになったら
    お湯を加える。
    今回、ちょっとお湯を入れすぎた・・・
    味付けは、塩、山椒少々、洗双糖少々、
    オイスターソース少々。

    あとは豆腐を加え、火が通ったところで
    水溶き片栗粉を加えてトロみがついたら
    胡麻油を少々加えて全体を混ぜて完成!

    ホタテと白菜の旨煮。
    これは簡単。
    片栗粉を日本酒で溶いたものとホタテを和えておく。
    あとは白菜を用意するだけ。

    油をひいて白菜を炒め、
    火が通ってきたら豆鼓醤と
    塩少々を加えて混ぜ、
    続いてホタテを加えて
    くっつかないよう全体を手早く混ぜる。
    ホタテに火が通り始めたら
    残りの日本酒で溶いた片栗粉に
    少し水を加えて再度溶いたものを加える。
    最後に胡麻油を少し加えて全体を混ぜて完成!
    豆鼓醤の量はお好み。今回は大匙1入れた。
    塩気もあるので塩は少々で丁度良かった。
    但し、日本酒で溶いた片栗粉の分量が
    多すぎると味が薄くなるので注意。

    全部並べていざ!

    まずは麻婆豆腐から。
    あれ? 思ったほど辛くない・・・
    やはり湯を入れすぎた・・・
    かみさん「ピリ辛だね・・・」
    またしても満足させられなかった・・・
    次回こそ、「辛-----い!」と言わせる!

    ホタテと白菜の旨煮
    これは「美味しいー!」とのお言葉。

    今回、豚肉と茄子の旨煮もつくったのだけど・・・
    茄子5本の内、4本がNG。
    泣く泣く1本の茄子だけでつくった。
    味付けの基本は、塩、洗双糖、生姜。
    つくり方はホタテと白菜の旨煮と殆ど
    かわらないが、茄子の色を綺麗なままで
    維持するため、豚肉と茄子を別々に炒める。
    まずは豚肉を日本酒で溶いた片栗粉と和え、
    多めの油で火を通して一旦取り出す。
    次に茄子。多めの油、高温で炒める。
    一旦茄子を取り出し、
    残っている油を器に移して
    フライパンの油を最小限にする。

    生姜を炒め、続いて豚肉と茄子、
    塩、洗双糖を加えて手早く混ぜ炒め、
    残りの日本酒で溶いた片栗粉を加え、
    隠し味程度に醤油を加え、
    更にごま油少々を加えて全体を混ぜて完成!

    量は少なかったけど、超旨かった・・・

  • お誕生月間の最後に 久々に手間のかかる料理に挑戦

    11月に入って早5日。
    「お誕生日月間」というかみさんが
    勝手に作った言葉に翻弄されて
    プレゼントやイベントを盛りだくさんにした。
    あと一つ足りなかったことが私の料理。
    既に11月になってしまったけど、
    「お誕生日月間」は私のつくるディナーで完了。
    ここで「お誕生日月間」という言葉は
    我が家から完全に抹消されるので、
    来年からは「お誕生日」という言葉のみとなる。

    ということで、
    かなり重くなった腰をあげて
    久々にかみさんが喜ぶような
    料理をつくってみることにした。

    Joel Robuchon
    久々の外食をして改めて認識したこと。
    一手間、二手間。
    食材の良さも、腕ももちろん大切。
    でも、外の高級料理はすごい手間をかけてる。
    これを改めて認識できたことは良かった。

    ということで、冷凍庫にある
    紅鮭を使ってかみさんの喜ぶ料理を。

    まずは基本となる野菜のフォンづくり。
    セロリは欠かせない。

    その間に紅鮭の身を丁寧に裏ごしする。
    木べらだと巧くできないので、
    大き目のスプーンの裏面を利用して
    じっくり時間をかけて裏ごしした。

    同様に、ホタテも裏ごし。
    ベースとなるブロッコリーも裏ごし。
    ホタテと紅鮭のペーストは
    卵白、生クリーム、塩、白胡椒を加え
    ブレンダーで混ぜる。
    ブロッコリーは蒸してから裏ごし。
    出来上がったブロッコリーペーストは卵白、
    野菜のフォンと合せてブレンダーにかける。

    ブロッコリーのベースを温めて
    溶かしておいたゼラチンを加え、
    底が平らな皿に流し込んで冷蔵庫へ。

    蒸し用のプレートにキッチンペーパーを敷き、
    セルクルをのせる。
    最初に紅鮭のペースト、
    そしてマッシュルームの薄切り。
    その上にホタテのペーストを詰める。
    ペーパータオルで塞ぎ、
    輪ゴムでしっかりと止め、
    不要部分はハサミで除去。
    あとは蒸すだけ。

    お腹を空かせたかみさんが待つテーブルへ
    最初の一皿。すずきのカルパッチョ。
    「お代わりあるよ」に嬉しそう。
    合せた白は
    POUILLY FUISSE BOUCHARD PERE ET FILS 2016

    そして、メイン。
    これって何と言う料理名にすればいいんだろう・・・
    白い皿にはゼラチンで固めたフォンとディル。
    第6層は冷蔵庫で冷やし固めたブロッコリーのベース
    これは盛り付ける寸前でセルクルでくり抜いて使う。
    第5層は蒸して冷やしておいた紅鮭のペースト
    第4層は薄くスライスしたマッシュルーム
    第3層は蒸して冷やしておいたホタテのペースト
    第2層にはフォンと生クリームと調味料で
    つくったトロみのあるホワイトソース。
    トップにはイクラをたっぷりのせる。

    付け合わせはシルクスイートを
    色々処理してつくったもの。

    切った断面。

    自分としては手間暇かけた最高の仕上がり。
    もちろん、かみさんは絶賛してくれた。
    が・・・最も絶賛だったのは
    シルクスイートの付け合わせだった・・・

  • あれから・・・

    外食の洋食が丸24時間続き、
    流石に普通の家庭料理が恋しくなった。
    帰ってきた日の夜、早速、和。
    作るガッツはあまりなく、
    スーパーで買った鰤を煮付け、
    あとはおでんセット。
    最初にビールで喉を潤した。
    酒はもちろん日本酒。
    至で合せた。

    この時期、スーパーで見かけるつ
    ついつい手が出てしまう天然ぶり。
    鍋底にくっつかないよう、
    キッチンペーパーを敷くこと、
    最後にタレを加熱濃縮すること
    加熱時間はできるだけ短く。
    これだけでぶりは極上に仕上がる。

    ずわいだと思ってかごにいれてから
    カニカマと気づいた逸品(見ためはまるで蟹)。
    なんと蟹酢までついていた。

    かぶを買うとかならずやってしまうのが
    かぶの葉と油揚げの炒め煮。
    かぶはもちろんぬか漬け。

    鳳凰美田を合せた。

    不思議なことにこれだけ和の家庭料理を
    食べると、ウィスキーやパンが美味しく食べれる。

    ホテルオークラのパン。
    本当に美味しい。
    かみさんはこれにカマンベールチーズの
    スプレッドをぬって食べていた。

    翌日の夜。
    かみさんも私もカキフライと
    寿司が無性に食べたくなった。
    ということでカキフライと寿司。
    ダンディKさんからいただいた田酒を合せた。


    カキフライ

    寿司とこの田酒、たまらない組み合わせ。

    翌日の昼。
    たまらずカレーをつくってしまった。
    これは洋食に分類されるのだろうけど、
    私的にはラーメンと同じ仲間、
    洋食を食べ過ぎて洋食の味に
    飽きたときにカレーやラーメンが
    食べたくなる。

    カレーはちょっとだけ新しい試み。
    ハウスバーモントカレーの宣伝を思い出して・・・

    すかすかになってしまったリンゴと
    玉ねぎをじっくり炒めた。
    そこに湯を注ぎ加熱。
    十分に火が通ったところで
    最近はまっているハウスジャワカレーの辛口。
    これが驚くほど外のちょっといい洋食屋の
    カレーのような味になって大感動!

    夜はカレーとパン。
    そして白ワイン。
    お気に入りのマコンビラージュで。

    食べたりなくて
    オークラのエピを食べながら。

    このエピも食感とパンの香りが最高。
    特筆すべきは中に練りこまれていた
    半生のようなドライトマト。
    これが実に旨いしこのパンと
    ワインを巧くペアリングさせてくれる。

    かみさんが「野菜が食べたい」と。
    そこで、玉ねぎをこれでもかというくらい
    細かく微塵切りにして、ドレッシングをつくった。

    朝食はシンプルながら、
    ドレッシングの旨さにかみさん大絶賛!
    オークラの食パンがまた抜群に旨い。
    キメが細かく、歯ごたえも、香りも抜群。

    で、残ったカレーでミニカレー。
    朝から結構食べてしまった・・・
    これでやっと洋食に飽きた口を
    リセットできたかも。

  • しじみラーメン de ランチ 夜は鰤の煮付と握り寿司 しめは禁断のパンオショコラ サヴール

    今日から11月。
    年末まであと2か月。
    今年は色々大変なことが多かったけど
    あと2か月か・・・1年ってアッという間だな。
    今日も日中は暖かい。散歩でも行こうかな・・・

    コストコで買った島根県産の大和しじみ。
    これを煮込んで出汁をとり、しじみラーメンに。
    夜に備えてランチで肝臓強化。

    たっぷりの海苔とネギと自家製叉焼。
    塩控えめ、胡椒少々。

    夜は鰤の煮付をメインに。
    キッチンペーパーを鍋に敷き、
    鰤の切り身を並べる。
    そこにたっぷり日本酒を注ぎ、
    鰤をキッチンペーパーで覆い、
    蓋をしめて中火で加熱。
    鰤に火が通りはじめたところで
    洗双糖を加え、更に加熱。
    鰤に火が通ったところで
    鰤を覆っていたキッチンペーパーをとり、
    醤油を加えて蓋をとって加熱。
    たれが泡泡になってきたところで
    味醂を加えて火を止める。
    スプーンでたれを万遍なくかける。

    合間、合間に寿司を握っておく。

    日本酒は鳳凰美田
    純米大吟醸生詰。
    寿司をつまんで
    くいっと鳳凰美田。
    これほど幸せな瞬間は無い。

    鰤の煮付を食べたかみさん大絶賛。

    しめは禁断のパンオショコラ サヴールを
    食べながら・・・
    親に半分分けた残り半分を全部食べてしまった・・・
    これ相当やばいでしょ。