カテゴリー: 和食

  • うなぎ&う巻 1尾をふたりで

    今年は一度も外で鰻を食べなかった。
    抵抗なく食べれる店は国産なのか?
    と思ってしまうし、確実に国産の
    鰻を出すところは値上げしてる?
    なんて思っていたから。
    それもそうだけど
    鰻は冬の方が脂がのって旨い。

    とはいえ無性に鰻が食べたい。
    我慢できなくなって買ってしまった。
    小さいドジョウみたいなのを2尾
    買うなら、大きいのを1尾買って
    ふたりで分けた方がいい。
    大きいの2尾は多すぎるし、
    だいいちスーパーの鰻に
    2尾4500円とか出せない。

    ふたりで分ける大き目の鰻。
    両端を5センチずつくらいカット。
    この両端はう巻に。
    真ん中はうな丼に。
    いただいた滝自慢雄町を出した。

    よく日本酒を霧吹きで、とある。
    霧吹きは無い。
    代用としてキッチンペーパーに
    たっぷり日本酒を含ませ、
    鰻の表面を優しくたたく。
    あとはホイルを敷いたグリルで
    背を下にして弱火で焼く。

    焼き上げた後は、
    包丁の背をホイルと
    鰻の皮の間に丁寧に入れ、
    鰻とホイルを分離。

    ご飯にタレをかけ、
    鰻を乗せ、タレをかけ、
    最後に山椒。

    う巻は2個分の
    卵で優しく包む。

    久々だからか鰻がいいからか
    とにかく抜群に旨かった。
    ちょっとした労力を惜しまず
    丁寧に処理すると
    なんでも格段に美味しくなる。
    大きなうなぎをふたりで半分こ。
    それでも十分楽しめた。

  • 刺盛&寿司盛 de 壮行会

    友達がタイに赴任することになった。
    期間は5年。長いな・・・

    私の家で壮行会をやることに。
    タイでなかなか食べれない日本食。
    やはり刺盛と寿司盛だろう。
    ということで準備。
    最近見つけた近所の魚屋へ。
    ここが品数豊富。

    早速、寿司を握る。
    レンコ鯛の湯引握り。
    バチの赤身、中トロ握り。
    そして雲丹軍艦と生しらす軍艦。

    刺身はカワハギとハタ。

    タイではなかなか食べれなさそうな
    煮ものもつくった。
    冬瓜と長芋と揚げを
    だし汁でコトコトと煮るだけ。
    味付けは醤油、砂糖、味醂。

    友達が到着。
    日本酒を持ってきてくれた。
    雪漫々大吟醸氷点下5年熟成。
    まずはビールで乾杯。
    そして寿司や刺身をぱくつきながら
    雪漫々を楽しんだ。
    つもる話に時間が経つのも忘れ・・・
    気づいたら2時。

    翌朝、これから荷造りだと!?
    相変わらずのんびりしてるな・・・
    ブログを書いている今日が出発日。
    次回会うときも刺盛&寿司かな・・・

  • 松茸ごはん&松茸土瓶蒸し風

    安曇野で松茸をゲット。
    とても良心的なお値段。
    しかも採取者名も書かれていた。

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    米を研ぎほんの心もちいつもより
    少な目の水を加えておく。
    少なくとも1時間は浸しておく。

    固く絞った手ぬぐいで松茸の汚れを落とす。
    石づき部分は包丁で丁寧に除去。
    そしてスライス。

    松茸ご飯用の松茸は醤油大匙3、
    お酒大さじ3に20分程度浸す。

    炊飯器に、
    浸していた松茸、汁を加える。
    スイッチオン。

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    暫くすると松茸の香りが
    キッチンに広がってくる。
    炊きあがり。言うことなし・・・

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    三つ葉をちらす。
    美味しい!!!
    何杯でもいけそうなくらい旨い。

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    そして松茸の土瓶蒸し風。
    何故、”風”か。
    それは土瓶の代わりに
    カップを使っているから。
    土瓶をわざわざ買うのもね・・・

    エビ、松茸をたっぷり。

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    昆布で軽めにダシをとり、
    醤油、塩少々で味調整した
    汁を加える。

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    蒸しあがりに1時間くらいかかった。
    専用の蒸し器だったらもっと早いはず。
    鍋で全部を煮てしまって器に移すのも
    ありだろうけど、おそらく風味がね・・・

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    アルミホイルを開けた瞬間、
    ほわっと、松茸の香り・・・
    味は最高! 
    口いっぱいに松茸の香りとダシの味わいが・・・

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  • イサキの姿造り A whole grunt sashimi arranged in the original shape

    イサキは湯引きと決めている。
    鱗を丁寧にとり、頭を落とさないようにして下ろす。
    姿造りにするため。
    皮を上にして熱湯をかけ、すぐに氷水に浸す。
    その後キッチンペーパーで水気をしっかりととる。
    身をスライスして盛り付ける。

    I usually choose parboil as my cocking method for a grunt.
    Japanese name is “いさき(Isaki).”
    Remove scales carefully and sliver both sides of the grunt.
    The head, midrib and tail of the grunt have to
    be connected for keeping the original shape.
    Pull out ribs from the grunt pieces respectively.
    Don’t remove the skin from the pieces.

    Prepare a bowl of water with ice.
    Throw some boiled water at the skins.
    Put the pieces into the bowl and wait a few minutes
    for cooling down the pieces.
    Take out the pieces from the bowl
    and perfectly take the moisture with kitchen paper.
    Finally, cut the pieces in slices for “Sashimi”
    and dish up the cut pieces on a plate.
    I usually use a special shaped plate like a ship.

    いいイサキはとても甘味があって
    しかもどんぐりを食べて育った
    イベリコ豚のような香ばしさすら感じる。
    何度もイサキを食べてきたけど
    そんな味に出会ったのはこれまでに1度だけ。
    確か九州産のイサキだった。

    The meat of a good grunt tastes a little sweet.
    Furthermore I feel even pleasant aroma such as
    a Iberian pork.
    So far I have had many grunts but
    only once I had such a grunt.
    It seems that the grunt was caught around Kyusyu coast.

    湯引きにしたイサキにわさび醤油をつけ口に入れる。
    ワサビでツーンとなった後に
    イサキの香り、甘味を感じ、皮の食感と
    皮と身の間の旨みを口いっぱいに感じることができる。

    I dip a sashimi piece in soy sauce with “Wasabi”,
    a Japanese horseradish and eat it.
    Then, “Wasabi” stimulates my noses strongly
    and I feel grunt’s aroma, a little sweet flavour,
    the texture of the skin, “Umami” of a layer between
    the skin and meat.

    お酒が進んでしまうこの極上の味・・・見た目もいい。

    I feel my body want Japanese sake more
    with the excellent taste grunt “Sashimi.”

    いさき

    ごちそうさま、とイサキに言いたいくらい美味しかった・・・

    I strongly want to say “Thank you very much grunt !”

  • ひさびさの鰻と鯨

    平賀源内のアドバイスで始まったという
    「土用の丑の日に鰻」という慣習。
    一方、鰻という一つの資源の限界。そして連日の高値更新。
    気づくと、中国産の鰻がスーパーで980円から1300円・・・
    昨年の秋に鰻屋でうな重を食べた時に驚いた。
    小さい!!!!!!
    こ、これで3000円を超えるのかぁ!!!!!って感じ。
    それ以来鰻屋でうな重を食べてない。

    さて、週末の土曜日、

    かみさんと外食しようかなんて話をしながら
    1週間分の食材を調達しにスーパーへ。
    驚くほど大ぶりの国産鰻が、2000円強で売られてた。
    一人では食べきれない大きさ。

    そこで決めた。
    ご飯を炊いて鰻屋に負けないくらいのうな丼をつくろうと。
    決めた瞬間、目についた鯨、小ぶりのサザエをかごへ。

    土曜日ならではの、おろしたにんにくと醤油で食べる鯨肉。
    日曜の夜は絶対食べれないしろもの。

    くじら

    くじら2

    サザエは水、酒、砂糖、醤油で甘辛に煮つけた。

    さざえ

    夏といえば黒糖焼酎ロック。
    久々に大好きな朝日をゲット。

    あさひ

    特大の鰻は日本酒をたっぷり浸したキッチンペーパーで湿らせ、
    グリルで外こんがり、中を温める程度に焼く。

    うなぎ

    炊き立てのご飯に蒲焼のタレをかけ、焼き上げた鰻をのせ、
    更にタレをかける。
    一口食べて驚いた。昨年の鰻屋より美味しい。
    身は厚くふわふわ・・・香ばしさと鰻の旨み、
    そしてタレの甘味が・・・
    我ながら絶妙に炊けたご飯との相性に思わず目をつぶってしまう・・・
    これほど幸せな瞬間は無いかも・・・
    そして朝日のロック・・・

    うなぎ2

  • きんめ鯛の刺身、寿司、かぶと煮

    友達が来てくれたのに
    飲みすぎて寝てしまった私とかみさん・・・
    確かに3人で白ワイン4本は飲みすぎだったかも・・・と反省。
    ちょっと気まずい感じが残りつつ、
    2次会用に用意していた魚たちを料理。
    かみさんと2人の2次会になった。

    まずは金目を3枚に下ろす。

    きんめ1

    身は湯引きにする。
    皮を上にし、熱湯をサーっと万遍なくかけ、氷水で冷やす。
    最後にキッチンペーパーで水気をとる。

    この色、旨そう・・・

    きんめ2 きんめ3

    1皿目は刺盛。
    金目、ホタテ、タコ。
    金目の皮の弾力と身の香りと味を楽しむ・・・極上!
    私は真鯛、いさき、金目はだいたい湯引きにする。
    皮の弾力のある食感を楽しめるから。この食べ方、お勧め。

    きんめ4

    2皿目はかぶと煮。
    出刃で頭を半分に割り、
    水、酒、砂糖で一気に炊き上げ、
    途中で醤油、最後に味醂。照りがたまらん・・・
    ゼラチン質たっぷり、身は柔らか・・・

    きんめ5

    そしてしめは握り寿司。
    金目、タコ、ホタテ、南マグロ。
    最新の注意を払って炊いた飯に手作りの寿司酢を手早く混ぜる。
    抜群の寿司飯と最高の食材の組み合わせは目をつぶるくらい。
    金目の皮の弾力、身の香り、触感、
    そしてもっちりしつつ適度な固さの寿司飯。
    かみさんも私も友達をそのままに寝てしまったことをすっかり忘れ
    ただただ、もくもくと握り寿司を食べつづけました・・・
    美味しいもんを食べるのって一番のしあわせ・・・

    きんめ6